登録商標の豆知識

商標権とはどんな権利なのでしょう?

商標権とは、「ある商品に自分のオリジナルマークを付けることができる権利」で、他人が同じ、もしくは似たようなマークを付けていたら「それは私のマークなので使用しないでください。」と主張できる権利と、他人に自分のマークを使われ、自分に損害が発生した場合「私の被った損害を賠償してください。」と主張できる権利の事をいいます。

 

例えば、スポーツブランドのアディダスは、自社が販売する靴や洋服等の商品に「adidas」という商標権をもっています。これを極端な話、ナイキが、ナイキの商品に「adidas」のマークを付けて販売したとすると、アディダスは「それは我が社のマークなので、使用を止めて下さい。また、あなたがadidasというマークを付けたせいで、我が社の商品の売れ行きが悪くなったので、その分の損害を賠償してください。」と主張できるわけです。

 

また、商標権は登録商標に似たような商標(マーク)を使用した場合にも及びますから、上の例ですと、ナイキが「adides(アディデス)」や「odidas(オディダス)」等と「adidas」に似たマークを使用した場合も同様の主張ができます。

 

ただ、このような商標権ですが、登録した事に油断して商標を使用せずにいると、商標権が使用できなくなってしまう場合があります。例えば、登録した商標を3年間継続して使用しないでいた場合は、不使用取り消し審判の対象となり、商標登録が取り消されてしまう事があります。また、使用していた場合でも、時代の経過とともに商品の一般的な名前として認識されるようになった商標は、商標権を行使することができなくなります。

 

なお、商標権は10年毎に更新することで、半永久的に使用できる権利です。したがって、更新を忘れ、失効した商標に関しては当然ですが権利を主張することは出来ません。

 

商標法は、商標を使い経済活動をする業者と、商標を目印に商品選びをする消費者を守り、産業の発展に寄与することを目的に作られた法律です。ですので、登録したからには、どんどん使用して経済活動を活発にする事が求められる権利とも言えるでしょう。

 

 

>>「なぜ商標登録をするのか?」につづく